圧力制御弁とは

圧力制御弁とは油圧回路の圧力を一定以下に保つための弁です。一般的な回路の組み方として、油圧ポンプと方向制御弁の間から、あるいは油圧ポンプと流量制御弁の間から(流量制御弁の先には方向制御弁)分岐させて圧力制御弁を設置し、その先のタンクに接続します。

圧力制御弁は油圧回路の圧力を一定にします。この機能がないと圧力が変動してアクチュエーターの動きが不安定になるおそれがあります。

圧油の流れる方向を変える「方向制御弁」

方向制御弁は圧油が流れる方向を変えるための弁です。油圧シリンダーのロッドを伸ばす/縮める、油圧モーターの回転方向を変えるなどアクチュエーターを正しく動作させるには欠かせない弁です。

方向制御弁がなくても、アクチュエーターの動作方向の切り替えは可能です。しかし、そのためには動作方向を変える度に油圧ホースや継手を繋ぎ変えないとなりません。

油圧回路の流量制御をする「流量制御弁」

流量制御弁は油圧回路の流量を制御することにより、圧油の速度を制御します。圧油の速度によりアクチュエーターの動作時間が決まるため、タイムチャートの要求仕様(動作時間)を満たすために必要な弁です。

油圧回路が組み込まれた装置や車両は仕事(作業)で使われます。そのため、一つひとつのアクチュエーターの動作時間が決められています。一見ゆっくり動いているように見えることもある油圧シリンダーや油圧モーターですが、きちんと設計された動作時間の中で動いているのです。

油圧バルブの圧力制御弁 製造事例

リニアサーボバルブ

特徴
工作機械メーカー向け電磁切り替え式方向制御弁、リニアサーボバルブ。部品調達、組立テストまで一貫して行っています。
ロット
月産20個
大きさ
120×380×110
材質
SCM415、FCD450など
種類
油圧機器

油圧バルブの圧力制御弁製造ならシマワへお任せください

油圧回路は小さい入力から大きな出力を取り出す効率の良い回路であり、その制御には圧力制御弁、方向制御弁、流量制御弁を使います。これら三つの制御弁に加えてチェック弁も重要な油圧部品です。弁の中にはスプールやポペットと呼ばれる弁体があり、実際にはこれらの弁体が流路の開閉を行っています。

株式会社シマワでは、油圧バルブ部品の調達をお手伝いします。お見積りや技術的な相談がありましたら、ホームページのお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。