油圧バルブのチェック弁

油圧バルブのチェック弁とは

「圧力制御弁」「方向制御弁」「流量制御弁」の次に大切なのがチェック弁です。ここではチェック弁について解説します。

油圧回路には圧油を流したい方向と、流したくない方向があります。たとえば、油圧シリンダーでおもりを持ち上げてその状態を維持したいとき、油圧ポンプに圧油が逆流すると困ります。そのような時にはチェック弁が有効です。

任意に開閉できるパイロット操作チェック弁

チェック弁は一方向だけに圧油を流すときに有効です。しかも、ポペットを使用するためスプールのような漏れがなく、逆止めの効果も大きいのが特徴です。

しかし、場合によっては一時的にチェック弁の機能を無効にしたい場合もあるでしょう。
そういった場合に有効なのがパイロット操作チェック弁です。

パイロット操作チェック弁は、通常のチェック弁と異なりポペットを押し上げるようなピストンが付いています。そのピストンに加圧することによりポペットが持ち上げられ、一時的にチェック弁の機能を無効にできます。ただし、チェック弁は油圧回路の設定圧力により流路を閉じています。そのため、パイロット操作を行うためには、設定圧力より高い圧力の圧油が必要です。

油圧バルブのチェック弁製造ならシマワへお任せください

油圧回路は小さい入力から大きな出力を取り出す効率の良い回路であり、その制御には圧力制御弁、方向制御弁、流量制御弁を使います。これら三つの制御弁に加えてチェック弁も重要な油圧部品です。弁の中にはスプールやポペットと呼ばれる弁体があり、実際にはこれらの弁体が流路の開閉を行っています。

株式会社シマワでは、油圧バルブ部品の調達をお手伝いします。お見積りや技術的な相談がありましたら、ホームページのお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。